Story:

「別館」という名の「別格」

ロサンゼルスで民宿を初めて、ゲストハウスの分野ではLAで一番、ホテルと比べても遜色のない、むしろより優れたサービスを提供しているという自負がありましたが、ゲストハウスというだけでそもそも選択肢に入れてもらえないという現状があります。
このビジネスを始めた時から、競合は他の民宿ではなく、ホテルを合言葉にやって来ただけに直面した現実はなかなか受け入れやすいものではありませんでした。

「だったらホテルをやってしまえば良い」

『130 ANNEX』はそんな発想から生まれました。

３室となかなか少ない部屋数ですが、その分ホテル以上に行き届いたサービスを提供することができます。また、いくら施設が素晴らしいからといって近所の環境が劣悪では話になりません。治安が不安なダウンタウンエリアの中で、ロサンゼルスで最も安全な環境を誇るUSCコミュニティ内で運営できるのはこの宿の規模だからこそです。

サイズは小さいですが、サービスのクオリティには一切の妥協は許しません。もはやホテルと言っても過言ではないでしょう。いいえ、それ以上の存在かもしれません。

Concept:
包括的なイメージとして既存の「ゲストハウス」のイメージを覆すような高級感と安心感を与えることができるように、CIはリッチな印象を与えるべくコントラスト比の低い様々な黄色で落ち着いた金色を表現しました。
流行りに流されない、まるで昔からそこにあったかのようなビンテージ感も漂わせる立体感のあるロゴはこれからの10年、20年…と出来る限り長く残って行って欲しいという願いも込めています。

Credit:
今プロジェクトはクリエイティブ担当最高責任者として、コンセプト発案、アートディレクションからデザインへの落とし込みまで一貫して担当させていただきました。少人数でしたが、スピード感を持って取り組むことができ、クオリティにも一切の妥協することなく、情熱を注ぎ切ることができました。

Website: 130 ANNEX Los Angeles